このマッシヴなボディ、この曲面感覚。思わず手にとってみたくなるデザインだが、実際に手にすると見かけより軽く、その軽さに見合ったチープなプラスティック丸出しボディであることに気付く...
シャッターは1/500秒まで。これも外観からの期待を裏切っている。おまけにこのシャッター、ガッチャンという大音響を放つ。
ファインダーの視野率は異常に低く、ピントもどこに合っているのかよくわからない。
付属ストラップは裏のロゴがキリル文字で格好がいい。ペラペラの安物だが。
Kマウントだから、一応Pentaxのレンズなどがつけられる筈。しかしとりつけたら最後、二度とはずれない可能性もあるので慎重になってしまう。
一番上の画像のレンズはコシナの55mm F1.2。大口径が似合うボディだ。しかし開放でのピント合わせはほぼ不可能。
K→M42アダプターで手当たり次第つけてみようと思ったのだが、アダプターがグラついてダメ。右と下の画像は、いちおうカタチだけ。IndustarとMir装着の図。(Mir 20mmはいろんなボディにつけてみたくなるレンズである)
このカメラで真面目に写真を撮ろうというわけではないが、しかし結構使えてしまえる。スナップなら1/500もあれば充分だし、ファインダーも厳格に構図を決めるわけじゃなし、広角レンズならピントも被写界深度で充分救える。問題は衆目を集め過ぎる外観とシャッター音だろうか...
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